【完】幼なじみのあいつ



「俺、早紀ちゃんの事マジで大好き。ほんと、可愛いんだー!」


「ふーん」



テレながらポリポリ鼻をかく翔ちゃんに、涙が出そうになった。


でもそこはぐっと堪えて、精一杯の笑顔を翔ちゃんに向ける。




ちょっと顔が強張ったかな?





「ふーん、お惚気ありがと!羨ましぃー」



私の言葉を聞いて、翔ちゃんは本当に嬉しそうな顔を見せてきた。


その顔に、私の胸がズキッと痛む。




「お前も彼氏、作れば?すっげー、楽しいぜ」


「………ッ」



翔ちゃんのその言葉に、涙が出そうになった。




私は翔ちゃんが好きなのに、他の人と付き合えって?


そんな事、出来る分けないじゃん---