「く、くそ。」
琉生は地面に体を打ち付けられ、悔しそうに顔を歪ましていた。
「来い!作戦変更だ。」
そういうと晃たちが一斉に消えた。
「何をする!あなたはもう戦えない。勝負はもうついたわ!」
「いいや、たとえ俺が戦えなくても、勝つ方法はある。」
琉生が何かに刃物を近づけた。
とたん、ヒスイの悲鳴に近い叫び声が聞こえる。
「スイ!!」
琉生が刃物を近づけているのはスイだ。
続いて陸、明音、蒼の声も聞こえる。
「蓮!!」
「凛音!!」
「空!!」
子供それぞれに刃物が首元に突きつけられている。
「お前は...」
ヒスイが暗い声でいう。
「お前はどこまでクズなんだ!!」
ビリビリと空気が震える。
「クズ、そんなことを言っていいのかな?君たちの子供は俺達の手の中にある。」
「ママ...」
スイのか細い声が聞こえる。
「分かった...何をすればいい」
手の空いている晃がヒスイに近づいた。
「簡単だ。その男、晃を殺れ。」
ヒスイの目がこれでもかと開いた。
とたんに手足が震えてくる。
(私が...晃を殺す?)
ヒスイは自分の中で考えをふくらませる。
(でも、歯向かえば子供たちが殺されてしまう。なら...)
晃が目を閉じ、ヒスイの前にひれ伏す。
(殺すしかない!)
ヒスイの手には剣が握られ躊躇もなく振り落とした。
首が飛んだ。
「お前は本当に損な奴だな。」
琉生がスイ以外を離す。
それに気づいたヒスイが
「話が違うぞ!琉生!」
怒鳴った。
「いーや、違っていない。確かに俺は晃を殺せと言った。だが子供たちを開放するとは一言も言っていない。」
ヒスイの早とちりだとでもいうようににやけた。
「次世代のヒスイだと...!?俺は転生もできず、死ぬことも出来ないなら、せめて奪ってやる。幸せに暮らすお前の大切なものを!」
ヒスイは即座にとぼうとしただが、体に力が入らない。
能力を使いすぎ体力がなくなったのだ。
(くそ、こんな時に...
どうする?どうすれば...)
だが時間など残されていない。
もう琉生を止めることなどできないだろう。
スイは自力で抜け出せないだろう。
スイは...
「死ぬー「死なねぇよ」
ヒスイの横に風が吹く。
それは2匹の竜のように力づよく優しい。
その風はスイを救い、琉生を貫いた。
その風の名を
「蒼、晃」
という。
晃は先ほどヒスイが首を落としたはず...
「俺は琉生に操られていた。俺に命を与え、その上で操られていた。だから俺が1度死ねば支配されないということだ。それと・・・」
晃はヒスイの方を見た。
「久しぶりだな、ヒスイ」
その言葉でヒスイの頬が濡れる。
悲しい?苦しい?
違う、嬉しいのだ。
「おい、俺の前世今は戦いに集中しろ。」
「来世よ、もう戦いは終わっている。あとは・・・術をかけ転生させるのみ。それが出来るのは神の力を持つヒスイだけだ。ヒスイ出来るか?」
ヒスイは琉生の前に立った。
琉生は震えている。
「あなたは晃を奪い、私の子供にも手をかけようとした。憎むべき存在。」
蔑むような目。
「でも、この世界で前世で無くした人たちに会わしてくれた。ありがとう。」
暖かな目。
「あなたが来世幸せになる事を望む。」
トレジャートレーション(転生)
琉生の体の細胞1つ1つが輝き天に召されていく。
「きれい・・・」
スイが呟いた。
光がなくなりその地には琉生が転生させた晃たちが残っていた。
琉生は地面に体を打ち付けられ、悔しそうに顔を歪ましていた。
「来い!作戦変更だ。」
そういうと晃たちが一斉に消えた。
「何をする!あなたはもう戦えない。勝負はもうついたわ!」
「いいや、たとえ俺が戦えなくても、勝つ方法はある。」
琉生が何かに刃物を近づけた。
とたん、ヒスイの悲鳴に近い叫び声が聞こえる。
「スイ!!」
琉生が刃物を近づけているのはスイだ。
続いて陸、明音、蒼の声も聞こえる。
「蓮!!」
「凛音!!」
「空!!」
子供それぞれに刃物が首元に突きつけられている。
「お前は...」
ヒスイが暗い声でいう。
「お前はどこまでクズなんだ!!」
ビリビリと空気が震える。
「クズ、そんなことを言っていいのかな?君たちの子供は俺達の手の中にある。」
「ママ...」
スイのか細い声が聞こえる。
「分かった...何をすればいい」
手の空いている晃がヒスイに近づいた。
「簡単だ。その男、晃を殺れ。」
ヒスイの目がこれでもかと開いた。
とたんに手足が震えてくる。
(私が...晃を殺す?)
ヒスイは自分の中で考えをふくらませる。
(でも、歯向かえば子供たちが殺されてしまう。なら...)
晃が目を閉じ、ヒスイの前にひれ伏す。
(殺すしかない!)
ヒスイの手には剣が握られ躊躇もなく振り落とした。
首が飛んだ。
「お前は本当に損な奴だな。」
琉生がスイ以外を離す。
それに気づいたヒスイが
「話が違うぞ!琉生!」
怒鳴った。
「いーや、違っていない。確かに俺は晃を殺せと言った。だが子供たちを開放するとは一言も言っていない。」
ヒスイの早とちりだとでもいうようににやけた。
「次世代のヒスイだと...!?俺は転生もできず、死ぬことも出来ないなら、せめて奪ってやる。幸せに暮らすお前の大切なものを!」
ヒスイは即座にとぼうとしただが、体に力が入らない。
能力を使いすぎ体力がなくなったのだ。
(くそ、こんな時に...
どうする?どうすれば...)
だが時間など残されていない。
もう琉生を止めることなどできないだろう。
スイは自力で抜け出せないだろう。
スイは...
「死ぬー「死なねぇよ」
ヒスイの横に風が吹く。
それは2匹の竜のように力づよく優しい。
その風はスイを救い、琉生を貫いた。
その風の名を
「蒼、晃」
という。
晃は先ほどヒスイが首を落としたはず...
「俺は琉生に操られていた。俺に命を与え、その上で操られていた。だから俺が1度死ねば支配されないということだ。それと・・・」
晃はヒスイの方を見た。
「久しぶりだな、ヒスイ」
その言葉でヒスイの頬が濡れる。
悲しい?苦しい?
違う、嬉しいのだ。
「おい、俺の前世今は戦いに集中しろ。」
「来世よ、もう戦いは終わっている。あとは・・・術をかけ転生させるのみ。それが出来るのは神の力を持つヒスイだけだ。ヒスイ出来るか?」
ヒスイは琉生の前に立った。
琉生は震えている。
「あなたは晃を奪い、私の子供にも手をかけようとした。憎むべき存在。」
蔑むような目。
「でも、この世界で前世で無くした人たちに会わしてくれた。ありがとう。」
暖かな目。
「あなたが来世幸せになる事を望む。」
トレジャートレーション(転生)
琉生の体の細胞1つ1つが輝き天に召されていく。
「きれい・・・」
スイが呟いた。
光がなくなりその地には琉生が転生させた晃たちが残っていた。


