断る理由もなく、私と裕君は縦に頷いた。 そして、あっという間に居なくなってしまった、香織ちゃんと塁君。 ……気まずいな……。 2人になってまだ一言も喋っていない私達。 気まずい空気を消すため、 「あっ、私かき氷買ってくるね。裕君はいらない?」 そう言ってみたものの、 「……いらね。」 はぁ。うまくいかないな……。 私は、苺のかき氷を持ち裕君の所へ戻ろうとしていた。