――チャラチャララー



清々しい朝日が差し込む。



ディエゴは目を覚ました。






――ガチャガチャ



ディエゴは部屋を出た。



宿屋の店主に話しかけた。



『お!おはよう!』



『昨日はかなり急いでたみたいだけど、相当疲れてたのかい?』



『あぁ、モンスターの体液が…』



『そうかそうか、なんか素っ気ないなとは思ってたんだが、そんな理由が。』



『いやいや、謝らなくてもいいよ。俺もついつい長話になってしまうからよ。』



『そうだ、名前を聞いてなかったな。なんて名だい?』



『ディエゴってまさか!あの英雄の息子かい!?』



意外と有名だな、ディエゴ。