「桐!」
気づけば式は終わっていて、
二人が私のもとに駆け寄ってきてくれた。
「時夜は!?」
「あいつ…どこにいんだよ!!!」
そう言って怒鳴った龍樹は汗で髪の毛がくっついている。
きっと…時夜を探しまわってたんだろう
だけど私は式が終わったことも気づかないで、
ここに座っていた。
「ねぇ、みち子…龍樹…。時夜は…どこ?」
二人は、黙ったまま
二人だって頭が混乱してるのに、
私は自分のことばっかだ。
だけど…
何よりも大切な時夜のことだから。
私は立ち上がって走った。
「ちょっ、おい!どこ行くんだよ!」
「桐!!!!」


