バッ

汗がぐっしょり濡れてて、
夢でよかったなんて思う暇もなく

すごいリアルな…嫌な夢だった。


時夜が…どこかにいっちゃう

私はすぐにケータイをとった


【プルルルルル プルルルルル】


10コール…20コール…


時夜は出てくれない。



「どうしよう…」

時夜が、私の電話を出ない時はほとんどない。


寂しい思いさせたくないって言ってたから。