『キーンコーンカーンコーン』
「セーーーフ!!!」
教室のドアを思いっきり開く
みんなの視線の先は私
だけど…このクラスならちっとも恥ずかしくなんてない。
幼、小、中と学年は1クラス
そして変わらないメンバー
人数はたったの30人。
だから…みんなは家族みたいな存在。
今日から、みんなと過ごす最後の1学期。
中学校3年生の3学期が始まる。
「寝ぐせついてる」
私の上から聞こえてきた声は、
少しあそばせた黒髪に
目鼻立ちがはっきりしていて、
その綺麗な瞳は吸い込まれそうなくらい漆黒で。
いつものようにクシャッと私の頭を直してくれる。


