『卒業生代表、林田時夜』
「はい!」
胸を張って壇上に上がる。
そんな時夜の後ろ姿を眺めて私は想い出す。
時夜との記憶。
2年ちょっと付き合って、
色んな事をしたね。
雨の日は相合い傘して、
肩が触れるたびに笑顔になった。
晴れた温かい日は二人でキャッチボール。
夏の暑い日。
帰り道によったコンビニで
いつも二人でぱぴこを半分こした。
冬の寒い日。
手をつないで手袋なんていらないくらい、
暖かかったなあ。
初めて結ばれたあの日。
幸せすぎて、でも恥ずかしかったあの日
時夜と私は世界一幸せだねって微笑んだ。
二人で過ごした日々が蘇る。
この中学校に来て、
時夜に出会えて本当に良かったよ
いつもいつも、ありがとう
これからもよろしくね。
そっと時夜の姿を見て私は涙を流した…


