ミーンミーンと揺れるぐらいのセミ声が頭に、体に響く。 「二人はどう思ってるの、私達のこと…」 「ん?なんて?」 みち子が笑顔で聞き直す。 私の声は…セミの声にかき消されるくらい声が小さくなってしまう。 「あのね…っ!! 私と佐野くんのこと…どう思ってる?」 私の視線は自然と足元へ。 二人は…どう言うんだろう。 だけど…待っても待っても返事は来ない。 少し大きめの声で言ったから、二人には聞こえているはず。