靴を履き替えて玄関のドアを通り過ぎる。
温かい、いや熱い風が私達を包む。
ムワッとする空気に嫌気が差す8月の今日このごろ。
「あっつ〜」と思わず声を漏らす三人がハモるのもいつものこと。
この中を歩きで帰るのは…相当辛い。
コンクリートから熱がジリジリと伝わってきて、歩くだけで汗がバカみたいに出てくる。
玄関を出て校門へと足を運ぶ。
校門に向かうには必然的にグラウンドの横を通らないとつかない。
私は二人と話しながらも…視線は佐野くん。
そんな二人は気づいているのか…気づいていないのか…
それともあえて触れようとしないのか。
よくわからないけど、佐野くんの話を…私にしようとしなかった。


