「私は…佐野くんが好き。
大切にしたい人は…佐野くんです。」
私は自分ができる最高の笑顔を彼に見せた。
「桐…」
切なげに私の名前を呼ぶ彼。
きっと佐野くんも…いっぱいいっぱい考えてくれたんだよね…?
だから私も…そろそろ前に進むよ。
時夜…いいよね…?
「私と…付き合ってくださ…わっ…」
私が言い終わる前に…佐野くんの温かいぬくもりに包まれた。
ほどよく筋肉のある胸は…何よりも私を安心させてくれる。
私を安心させてくれるような…不思議な力を…佐野くんは持ってるよね。
「本当に…俺でいいのか…?」
「何言ってるのよ、佐野くんが言い出したんでしょ…」
「だけど俺…」
「時夜は…大切な人。
佐野くんは…大切にしたい人。
それじゃ…だめかな…?」
「それでいい。
俺はお前のそばにいれれば、それでいい。」
俺と付き合ってください。」
「よろしくお願いします!」
私はこの2年間…笑顔になれなかったことを忘れたくらい…
佐野くんのぬくもりに包まれながら…
私はたくさん笑った。


