「入学式の日。
代表挨拶の時に立ち上がった三人を見て、俺は確信したよ。
時夜の大事なやつらだ…ってな。
そして…人混みを分けながら走る桐を見つけた。」
「もしかして…あの時助けてくれたのって…」
「俺だよ。
それから俺はずっとずっと、お前を…見てた。」
「え…?」
「写真の中のお前と…高校とのお前の変わり様に驚いたよ。
だから俺は…お前だけを見てきた。」
何を…言おうとしてるの…?
「時夜の大事なやつだ…って思うほど、苦しかった。
俺は…お前の事…」
ふわっと二人を包み込んでくれるような…
まるで走ってる時に感じるような風が…
私達に吹いた。


