「兄弟喧嘩…してみたかったんだ」
は…?こいつ何言ってんだよ。
兄弟喧嘩…?
漆黒の…俺と同じ瞳をした時夜は無表情で俺をジーッと見つめる。
こいつ…
「あはははは」
俺は思わず大爆笑してしまった。
「なんで笑うんだよ!」
時夜の無表情が…どんどんほぐれていく。
「いや、兄弟喧嘩って、はははっ」
「だから…」
「あ?声ちっさくて聞こえねえ」
「今までごめん!!」
バッと頭をさげた時夜。
「お互い様だろ!」
ここから俺らは何をするのも一緒、良いことも…悪いことも。
兄弟だった時間を巻き戻すみたいに…
ほんっとうに仲がよくなっていったんだ。


