「時夜…」 そこには一人で雑誌を読んでいる時夜がいた。 俺に気づいたのか、雑誌から俺に視線を写して、ジーッと見つめる。 そういえば俺、こいつの声…聞いたことねえ。 普通に喋ったことがなかったことに今気づいた。 「今日はお前と喧嘩しにきたんじゃねえ」 は?とでも言いたげな顔をした時夜。 俺は時夜の腕を引っ張って… 抵抗だって出来たはず、だけど時夜は… 黙って俺についてきたんだ。 つれてきたのは…公園。 2つのブランコが俺らを迎えてくれて、 座ると耳障りな音がキーッと鳴る。