回転する足。 こんなに早く回る足は…初めて。 風を切ってぐんぐん進む。 自分自身が驚くほど…体が軽く感じて、 まるで羽が生えたように… 前の走者との距離がすこしずつ縮まっていく。 10メートルもあった距離もあと1メートル。 一人…抜かした。 あと、50メートル。 もう一人…抜かして。 前に走るのはあと二人。 観客の割れんばかりの歓声をバックに走る。 この会場みんなが…私の見方のような気がした。 「桐!!!!いけーーー!!!」