私の意志とは関係なく自転車は進みだした。 マイ自転車が心配だけど… あんなボロボロなのを盗む人もいないか。 後ろに乗ると… いつもより佐野くんの背中が近くて、 いつもより佐野くんを身近に感じた。 私達は全然喋らなくて、ずっと無言だった。 だけど… 爽やかな風が私達二人を迎えてくれて 二人だけの空間に感じたーー。 無言なのに…気まずくない。 これってーーー。 時夜の時と同じ……