アサガオを君へ

私たちは鞄をノンちゃんの家に置いてから、近くのショッピングモールにいった。


途中までぐずっていた私も、やっぱり来てみれば興味は湧くもので。


自分であーでもないこーでもないと決め悩んでいる。


ノンちゃんはというと、さっさと自分の浴衣を決めてしまって、私の分を探すのを手伝ってくれている。


でも飽き性のノンちゃんは、すごく投げやりに私の眼の前に一着の浴衣を押し付けた。


「これは??アサガオ好きならアサガオでいいじゃん」


じっくりと見る。


アサガオ柄なのに子供っぽくなくて、どちらかというと上品なのが気に入った。


でも……。


「ピンク…か」


「いや、青もあるよ?」


「え!見して!!」


ノンちゃんから差し出された浴衣を手にとって見る。


深い青地に薄い青のアサガオ柄。


少しだけ渋い黄色の帯も可愛い。


私は頷いた。


「うん、これにする」