アサガオを君へ

私は手をパチパチとたたきながら言った。


「ノンちゃん!すごい!教えた甲斐があったよ!!」


「でしょう!夏休みはいっぱいココと遊びたいもーん!!」


後ろからノンちゃんがぎゅーっと抱きついてきた。


よっぽど嬉しいんだなぁ。


いつも赤点まみれのノンちゃんは、いつも夏休みには遊べない。


高校生活最後の夏休みは目一杯遊びたかったらしい。


私もあははっと笑うと、ダンっと大きな音が前からした。


肩がビクッとふるえ、前を向くとニコッと笑った橋本さんが立っていた。


チラッと橋本さんの足元を見ると、右足だけ不自然に少し前に出ていた。


音を鳴らしたのは橋本さんらしい。