初恋の甘い仕上げ方




落ち着かない気持ちを無理矢理抑えこみ、横目でちらりと翔平君を見る。

そこにはいつもと同じ整った横顔と、シャツのボタンを幾つか外しているせいか微妙に見え隠れしている形のいい鎖骨。

やっぱり格好いい。

艶のある黒い髪は短いながらも毛先の流れが綺麗だし、男性にしては長いまつ毛は切れ長の目をさらに魅力的に見せているし。

私が知っている中で一番の男前で、ずっと見ていても飽きない。

翔平君だけでなく、私自身も子どもの頃に戻ったようなテンションを保っているせいか、当時のように翔平君を見つめ続けてしまいそうになるのをぐっと堪える。

目の前のオムライスに視線を落として食べることに集中しようとしても、どうしても自分が望んでいた未来に今たどり着いたような気がしてならない。