初恋の甘い仕上げ方

「久しぶりに手にして嬉しいけど、どうして?」

すっとぼけた太陽の笑顔は昔と変わらないけれど、翔平君が手直ししたというように、以前よりも輪郭がはっきりとしているような気がした。

子どもの頃の絵は、どこか曖昧な色使いで、輪郭もはっきりとしないものだった。

素朴な雰囲気が大好きで、ジュースそのものよりも缶に描かれた絵に魅かれていたといっても言い過ぎではない。

けれど今目にしているものは、笑顔にメリハリがあり、背景にも以前はなかった細かい水玉模様が施されている。

これも翔平君が描いたのかな。