相手はよっぽど悔しかったのか、両膝、両手を地面につけて落ち込んでいた。

私は追い討ちをかけるかのように言った。

「勝負ありね。」

だけど、相手は体格と同じくタフなのかすぐに切り替えた。

「まぁ、約束だしな。仕方ない。ボス戦終わるまでお供するよ。」

相手は、そう言いながら手を出してきた。勿論、私も手を出して握手をした。

そして、三人一気にフレンド登録をした。ついでに、ボス戦の日程も決めようと思い、口を開けた。

「それじゃあ、ボス戦はいつぐらいにする?」

「まぁ、色々と準備があるしな。まぁ、1日もあれば出来ると思うよ。」

1日か。今は昼だから明日の夜までには出来ると言うことか。多分私たちもそれぐらいまでには出来ると思うし。だからと言って、いきなり明日の夜だ、なんて言ったら疲れが残ってる状態で挑むことになりかねない。それに、そうそう早くクリアされることも無いと思ったので、ちょっとした余裕がある感じで言った。

「じゃあ、明明後日の10時ぐらいにボス部屋の前に集合でいい?それぐらいなら、万全の状態で行けるでしょ?」

目の前の三人は文句なしの顔で頷いた。