このままではボスに殺されるか、他の人たちに先を越されて一層をクリアされてしまう。
そんなの嫌だと思った私は嫌々近くで剣をふっていた男の子に声をかけた。
「ねぇ、君。もしかして、一人?」
男の子はビクリとしながら小さく頷いた。
それには無理も無かった。今の私は深々とフードを被った暗い女性の姿に見えているはずだからだ。
だけど、そんなこと関係無く次々と質問していった。
「何処かのグループかギルドに所属している?」
男の子は小さく首をふった。ということは、何処にも属して無くフリーということになる。そうとなれば、やることは一つだった。
だけど、まだ聞かなければいけないとこがあった。
「ボスを倒して、このゲームをクリアしたいと思う?」
その質問に対して、男の子は首を縦にふって頷いた。
これで、ほぼ決まると思った。
「なら、私とペア組まない?私も、そろそろボス部屋に挑みに行こうとしてたところなの」
案の定、男の子は頷き、のってきた。
早速フレンド登録をした。
登録したときに出てきた名前が
´decoy`
ディ、ディコイ??、等と読み方に悩んだ。しかし、まだ分からなくても良かった。何故なら、ボス戦までに呼べるようになれば問題無かったからだ。
それでも、気になる。どこかで、聞いたことのある単語だったからだ。でも、その話はほっといて。先に言うことを言った。
「ごめんね。質問攻めしちゃって。これから、暫くよろしくね」
さっきまでのことを謝ると、男の子ははじめて口を開けて喋った。
「い、いえ。大丈夫です。」
男の子のにしては、高めの声だった。でも、そんなことはどうでも良かった。
そんなの嫌だと思った私は嫌々近くで剣をふっていた男の子に声をかけた。
「ねぇ、君。もしかして、一人?」
男の子はビクリとしながら小さく頷いた。
それには無理も無かった。今の私は深々とフードを被った暗い女性の姿に見えているはずだからだ。
だけど、そんなこと関係無く次々と質問していった。
「何処かのグループかギルドに所属している?」
男の子は小さく首をふった。ということは、何処にも属して無くフリーということになる。そうとなれば、やることは一つだった。
だけど、まだ聞かなければいけないとこがあった。
「ボスを倒して、このゲームをクリアしたいと思う?」
その質問に対して、男の子は首を縦にふって頷いた。
これで、ほぼ決まると思った。
「なら、私とペア組まない?私も、そろそろボス部屋に挑みに行こうとしてたところなの」
案の定、男の子は頷き、のってきた。
早速フレンド登録をした。
登録したときに出てきた名前が
´decoy`
ディ、ディコイ??、等と読み方に悩んだ。しかし、まだ分からなくても良かった。何故なら、ボス戦までに呼べるようになれば問題無かったからだ。
それでも、気になる。どこかで、聞いたことのある単語だったからだ。でも、その話はほっといて。先に言うことを言った。
「ごめんね。質問攻めしちゃって。これから、暫くよろしくね」
さっきまでのことを謝ると、男の子ははじめて口を開けて喋った。
「い、いえ。大丈夫です。」
男の子のにしては、高めの声だった。でも、そんなことはどうでも良かった。

