「今日も部活の後、残ってやるん?」

「うん。うち、いっつも描くん遅なるから提出ギリギリやねん」


そう言ってここは困ったように眉尻を下げる。


「先帰っててええよ?多分終わんの暗くなってからになる思うから」

「いや、待っとる」


こんな危なっかしいの一人でなんか居させらんないだろ、普通。


「そお?なんか、いつもごめんな?」

「別に。」


ほんとに、こんな時素っ気なくしか出来ない自分に呆れる。