幼なじみはご主人様!?〜Season2〜



「てか、まだ妻じゃないし。」


「妻のようなもんだよ、もう俺の中では。」



琉…。


「だ、ださい愛妻弁当って何よ?」


私は琉に言う。


「まぁ当たりハズレあるからな。お前の弁当。」


「そんな事言うなら作らない!!」


私はまた拗ねる。


ふんだ……琉のバカ。


すると


「バーカ。それでも瑞穂が作ったもんだから俺は食べてやるんだよ。」


「……え……」


「何てったって俺は愛妻家だから。」


琉は笑って言う。


「ば、バカ琉…。」


私は琉を見つめ言う。


すると


「……んんっ……」


………!?


琉はいきなり私に深いキス。


こ、ここ…公園。


「……り、琉?」


「弁当だけじゃ足りないから。」


琉はにっこりと笑って言う。


………う………


「い、いきなり…」


「瑞穂が俺をバカ言うからだよ。もっと言ったら次はキスで済まさないかも。」


「え!?」


「言葉に気をつけてね!」


琉はにやっと笑って言う。


う…琉…。



「はい…。」


り、琉…。






――――


「さて、会社に戻るか。」


琉は弁当を食べ終えると言う。


「……え……」


「美人秘書と仲良くお仕事!」



「悪かったね。美人じゃなくて。」


私は琉に言う。


すると


「でも俺は瑞穂のがいい!」


「は、はい?」


「いじめやすいし。困る表情見るとたまらないんだなぁ。」


「なっ……」


「じゃあ帰ったら遊んでやるか!じゃあまた。」


琉はそう言うと会社に戻った。


あ、遊ぶって……。



でもよかった。



琉に弁当食べてもらえて。



やっぱり琉…


大好き。


ちゃんと夫婦らしくなってるかな?


私ら。


今日は琉が夜帰ったらはちゃんと話せるかな?