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ロサンゼルスから帰ると琉の両親と食事をした。


琉の両親とはなんとか上手くやれそうだ。


私は一般人だけど


琉も琉も気持ちをいっぱい琉の両親に伝えたため


その熱意が伝わったらしい。


それから入籍した。



入籍して少しして喜美子さんと川端さんの結婚式に出た。



喜美子さんと川端さんはラブラブ。



幸せそうでよかった。





私はというと……


―――1年後…


〈コト…〉


「琉、お茶。」


「敬語使えよ、秘書さん。」


琉はにやっと笑って言う。


琉の秘書に無理矢理


ならされました。


頑張ったよね…私。



お世話係の時とはそんなに変わらない…。


命令されまくりで逆らえない立場…。



いつまで…?



琉がおじいさんになるまで


私は琉のご主人様キャラにお付き合いなんだろうな…



まぁ


慣れたからいいんだけど。



「瑞穂、今年は夏休みいっぱいとるからよ。」


「……え……」


「大丈夫。最強な俺の会社だから休んでも。」


「うん…。」


夏休み…か。


「じゃあ行くか。」


「へ?今から!?」


し、仕事は?



「夏休み今から始まりだ。」


「え?琉!?」


い、いきなり!?




私は琉に手を引かれ歩く。


「ど、どこ行くの?」


「オーストラリア♪」


「い、今からー!?」


たまにむかつき


たまにドキドキして


琉といると色々ある。


でもね


琉の隣にいれる。


それは幸せな事。


たった一つの失いたくないもの…。

琉とはまだ未完成の家族の形を少しずつ作っていく。


長い長い私達の恋。


まだまだ続くの。


私達の恋に終わりはない。



ただ琉が好きだから隣にいる。


永遠に琉の隣にずっといれる事を私は願う。


【End】