最悪だ……。
琉は大変なのに
私
何もできないの……？
そんなの…やだ！
「あ、あの！」
私は近くにいた女の人に声をかける。
何か話してる…
何言ってるかわからない！
とりあえず…
「ほ、ホスピタル！」
通じないかな…？
すると
女の人は離れた。
だめだこりゃ…
病院行きたいよ…。
はぁ……
一人ってしんどい…。
とりあえず歩こう！
琉に会いたいよ…。
私は歩き回る。
頑張るんだ！私…
私は歩いてる人に聞いて回る。
無視する人ばっかだなぁ…
うーん……
どうしよう……
でも諦められないよ。
琉が大変なんだもん。
泣きそうになりながらも諦めないで頑張って私は人に聞く。
すると
「Ｌｅｔ’ｓ ｇｏ。」
つ、通じた！？
病院の名前言っただけなのに…
金髪で綺麗な優しそうな女の子だった。
………え！？
本当に病院に着いた。
だけど
……え……
うそ……
「Ｊａｎｅ！！」
病院の前でその女の子に手を振る日本人が。
それは…
……は、はい！？
琉だった……。
……え……
事故って……
喜美子さん動揺して言ってたよね！？
なぜ！？
「琉！！」
私は走って琉の所に行く。
「…瑞穂！？」
琉はびっくりした表情で私を見る。
琉の…
琉の…
ばか！！
――ギュッ…
私は琉に抱きつく。
「瑞穂？」
「よかった。無事で…」
「ぶ、無事？」
びっくりしたんだから！
琉のばか。
よかった。
無事会えて…
「瑞穂、どうしたんだよ？」
「琉が事故に遭ったって聞いて…」
「は？」
……え……
