―――…
喜美子さんが帰るとお風呂に入り、疲れを取ると私はリビングへ。
後は寝るだけか。
琉に電話できるのは明日かぁ…。
喜美子さんが帰ると一人。
琉、しばらくいないんだもんなぁ。
なんだかんだで琉いないとつまんないなぁ。
寂しい。
今日からずっと一人…。
琉との生活に慣れた。
いつも離れてからわかるんだ。
前、離れた時もしばらくは辛くて…
琉と話したい。
琉、秘書さんと一緒なんだよね。
ちょっと不安……。
琉がこんなにも好き。
それは誰にも負けないよ。
だめだな私。
琉に会いたいって気持ちでいっぱいだ。
恋しいみたい…。
寝よう。
私は寝室に入る。
………あ………
寝室には大きなベッド。
これは琉が俺らで寝るためと買ったベッド。
ばか琉…。
今日は広く感じちゃうな。
いつも隣には琉が寝てる。
それに慣れちゃったんだから。
私の気持ちも考えてよ。
琉のばか…。
う……私ってこんな寂しがり屋だったっけ?
だめだめ!
琉は仕事で行ってるの。
私が頑張って堪えなきゃ。
うん!
明日は電話できるし。
一年行くわけじゃない!
あっという間…だよね。
私は寂しさを堪え眠った。
―――………
――翌朝。
今日も一人頑張るよ。
長いけど頑張る…。
すると
〈♪〜♪♪〜♪〜♪♪〜…〉
………!!
電話が鳴る。
私は慌てて出る。
「は、はい!!」
すると
『瑞穂ちゃん…?』
……あ……
「た、拓君!!」
拓君かぁ……。


