―――………


「美味しい!」


夕飯は喜美子さんの作った和食。


琉は和食あまり好きじゃないからなかなか食べれないんだよね。



「ありがとう。いっぱい食べてね!」


「はい!」



美味しい〜。



嬉しい。


すると


「琉がいないと寂しいでしょう?」


「いないといないで平和良いですよ。」


私は笑って言う。


すると


「無理しないでね?寂しかったら泣いてもいいんだから。」


喜美子さんは優しく笑って言う。


「嫌だなぁ、喜美子さん。私、もう25ですよ?子供じゃないから大丈夫です。」


「うそ。無理して明るくしてるでしょう?」


喜美子さんが言う。


確かに本当は寂しい…


でも…


「一時期遠距離だったし、それに…慣れないと!琉の奥さんになるためにも。」


「瑞穂ちゃん…」


大丈夫。


琉を信じてるから。


大丈夫……。


「私、こう見えて強いんですよ?」


「そっか。」


「それより!喜美子さんは川端さんとどうなんですか?」


「……え……」


「仲良いでしょう?」


「ま、まぁ。近々、式より先に二人でオーストラリアに旅行行こうって。」


「素敵!羨ましいなぁ。」


「そうかしら?瑞穂ちゃん達の時のがすごいと思うわよ?」


「……え……」


「琉の結婚なんだもの。式も旅行もみんなきっとすごいわね。」


「そうなんだ…。」


「大丈夫!二人なら幸せな夫婦になれると信じてるから。遠距離も頑張ってね。」


「は、はい!」


「連絡ちゃんとして、琉とちゃんと仲良くしなさい。」


「そう…ですね!」



前向きにならなきゃ…。



琉が帰ったらちゃんとした夫婦になりたいの。


琉の両親に認めてもらって


結婚式も旅行も楽しくやって。


その後の生活も!


うん!