「仕事とはいえ、瑞穂を一人にさせたくねぇよ。」
「琉…。」
「なるべく毎日は連絡とりたい。」
「うん…。」
「でも、もし瑞穂に何かあったらよ…絶対すぐに日本に戻るから…」
「琉…。」
「まぁ、瑞穂を向こうに来させてもいいな。」
「……え……」
「とにかく3週間お互い頑張ろ。我慢だよ。」
「が、我慢?」
「しばらく瑞穂に触れられないし、瑞穂に命令できないしつまんないよ。」
「は、離れた方が私安全かもね。」
「あ?なんだと?」
琉は私の体を離し言う。
「う、うそ!寂しいよ。琉いないと。家広くなっちゃうね…。」
「ばかか?俺がいなくなっただけで広くなる?俺、相当いると厄介みたいじゃねぇかよ!」
「ち、違うよ。寂しいなぁ…って。」
「……え……」
「琉は行くの一人でじゃないんでしょ?でも私は一人になる時間増えるから…」
琉は秘書さんとロスに…。
「ばか。少しくらい離れても俺らは最強だから大丈夫だ!」
「そうだね。もっと遠距離になった時期あったし…」
高校時代に琉と離れた時から大人になって琉と再会するまで長かった。
「帰ったら必ず母さん説得してお前を世界一幸せな花嫁にしてやるよ。」
「琉…。」
「だから待ってろ。帰ったらもっと満足させてやる。」
「琉…。」
「だからちゃんと待ってろ。浮気したらぶっ飛ばすからな。」
「うん。わかった!」
琉に言われると私は笑って言う。
すると
「瑞穂。襲ってもいい?」
「は、はい?」
私は後ずさり。
だけど
―――!!
琉は強引に私の唇を奪う。
激しいキス…。
「………んんんっ……」
あ、熱いよ…。
「琉…。」
キスが終わると私は琉を見る。
すると
「やっぱりやめた。続きは後のお楽しみだな。」
琉はにやっと笑って言う。
つ、続き!?
まだあるの!?


