「琉とラブラブ…かぁ。」


どうなんだろ…。


「ずっと幸せでいたいよね。夫婦になるなら…。」


「うん……。」


琉とラブラブねぇ…。


昔からは琉に命令されまくりで…


琉に尽くしてた私。


私らって付き合ってもベタベタしてなかったよね。


キスはするけどすっごくラブラブってわけではない。


だって琉は強引だし…


私はよく琉の行動に戸惑うし。



ラブラブ…ってなんなんだろうって感じだよ。



「まぁ、ようするに幸せならいいんだよ。琉君に愛されてるって自覚ある?」


「う、うん…。」


「だったらいいの。秘書なんかに負けないくらい強い絆でしょ?二人は。」


「そうかな…。」


「大丈夫!二人なら。」


「う、うん…。」



そうだよね…。


琉と仲良く仲良く。


信じなきゃ…。



「あ、瑞穂。ここケーキ持ち帰りオッケーだって!」


「……え……」


「あたし旦那に買う!瑞穂も買いなよ?」


「う、うん…。」


琉、味うるさいけど買ってあげようかな…。



「ここ良いね!ケーキ美味しいし!また来ようね!」


「うん!」


その後二人でケーキを買うと奈美と別れ私は家で家事をやり夕飯まで琉を待っていた。









――――――……


――――20時頃。


〈ガチャ〉


………あ………


琉帰宅。


私は玄関に行く。


「おかえ…」


すると

―――ギュッ。


…………!!


「り、琉?」


私が迎えるといきなり琉は私を抱きしめたんだ。


心臓がやばい。


「り、琉?」


「出張決まった。ロスに3週間。」


「……え……」


琉…。


「ごめんな。いきなり決まったんだ。だから母さんに会いに行くのも先…」


「い、いつから?」


「来週。夏祭りは行けるんだけど…」


「そ、そう…」


琉……。