――――――…




「よかったじゃん!!」


「…………う………」


今日は琉が仕事。


なので奈美と近くのカフェでお茶。


「朝は行ってきますのキスで、昼はお弁当一緒に食べて、夜は二人で飲みながら夫婦団欒でその後は盛り上がって…」


「そんな良い感じじゃないよ。」


「え?」


「素直に気持ち言ってからは琉もマシにはなったよ?でも…」



秘書さんの言葉が頭から離れなくて…


「あの美人秘書?」


「うん…。」



琉といっぱい一緒にいるんだよね…。


「大丈夫でしょ。」


「え?」


「あの琉君だよ?高校時代、色んな女にモテてたけどずーっと瑞穂に一直線!!」


「………え………」


「他の女になびくわけないよ!」


「うーん…」


「あ、そうだ!拓君に頼んだら?」


「え?」


拓君?


「仕事で最近、琉君と一緒なんでしょ?」


「うん、まぁ…。」


「監視させてみたら…」


「や、やだよ。琉を束縛したくないし…。」


「琉君は瑞穂束縛してるよね?」


「あはは…確かにね…。」



拓君にヤキモチ妬いたり…


私を仕事辞めさせて同棲にさせたのも浮気が心配だからって理由だったし。


「だったら瑞穂も!」


「た、拓君に悪いよ…。」


「そうかなぁ?」


「琉を信じたいの。」


私はそう言うとアイスティーを飲む。


「まあね。瑞穂ほど琉君に尽くすいい女の子は早々いないだろうしねぇ。」


「は、はい?」


「琉君があんなご主人様キャラになるのも、瑞穂が可愛いからだよ。」


「へ?」


「いいな、そうゆうの。二人とも中高生のカップルに負けてないくらい良いよ。」


「えー?」


「ま、夏祭り。ラブラブしてきなさい!」


ら、ラブラブ…って。


私と琉…ラブラブって感じじゃないんだけどなぁ。


よく言い合いなるし…。


まぁ夏祭り一緒に行けるのは嬉しいけど…。