「素直に言えよ、これからは?」


「え?」


私は琉を見る。


「夫婦になるんだから、上手くやりたいだろうが。」


「う、うん。」


「お前とずっといたい。」


琉はそう言うと私の髪に優しく触れる。


琉…。


「琉。」


「ん?」


私は琉に突然キスをする。


ドキドキだけど。


一瞬なんかじゃなく…。


深い深い…。



「……う……」


キスが終わると顔を熱くさせながら琉を見つめる。


「どうした?積極的…」


琉はにやにや笑いながら私に言う。


「き、今日の朝…できなかったから。」


私が言うと琉は私の頬に触れる。


「顔赤いよ?お前。」


「………っ………」


「すっげーやばいよ?俺。」


琉はそう言うと私のおでこにキスをする。


………!?


「瑞穂、たまには可愛い所あるんじゃん。」


「た、たまには?」


「そんな事されると抑えられなくなるよ?」


琉は私に言う。



「り、琉…。」


「瑞穂、あんなんじゃ足りないよ?」


琉はそう言うとまた激しいキス。


「……んんっ……」


琉らしい激しいキス。


熱くて


ただ

熱くて…


心臓もおかしくなりそう。


だけど


夢中になってる。



琉だからこんなにドキドキしてやばいんだ。


琉だから…。


触れて欲しい。


触れても良いんだ。


琉にだけは


ずっと愛されていたい。


ずっとずっと…。


「ハァ…琉…」


私は琉を見つめる。


「瑞穂、夢中になってた?やらしい。」


琉はそう言うと笑う。


「ご、強引なんだから…」


「瑞穂が俺にそうさせたんだよ。もう抑えられない。」


「琉…。」


「もうやめる?」


琉はにやにやしながら私に聞く。


「や、やめないで…。」


私が言うと琉は笑った。