「愛莉おはよー愛莉の靴箱にこんなの入ってたけど」

そして渡されたのはシンプルな白い封筒だった。

「ナニこれ!うち来たとき無かったのに。
 恵梨一緒に見よー!」
「うん」

『中には昼休み屋上に来て欲しい』

とだけ書かれた一枚の紙だった。

「名前書いてないじゃん。」

誰かは気になったけど午前中の授業は気にせず受けた。