涙が乾いて、頰がひりひりする。
目は真っ赤になっているだろうし、微妙に痛い。


なんでこうなっちゃったんだろう。
思わず、はあ、とため息が出る。


コンビニ、とりあえずコンビニ行こう。
ベッドに仰向けになっていた身体をどうにか持ち上げる。もう残ってないと思っていた気力は、案外残っていた。


鍵と財布とケータイを持って家を出た。


チューハイと缶ビール。
迷わずかごに入れていく。
お会計のとき、レジの若い女の人が、私の顔を驚いた様子でちらっと見たのには、気付かないふりをした。
別にどうだっていいんだ。