ガラッ。


教室のドアを開け、俺は無言で教室に入る。


まぁ、いつもの俺ならハイテンションで教室に入りいろんな奴に挨拶はしている。


うざいと言われ叩かれるのがオチだが…。


「よー!春樹おはよ!」


クラスメートの1人にそう言われ背中を叩かれる。


「ああ。おはよ。」


ただ一言そう言うと、クラスメートは皆口を開けてポカンとしている。


「え?」


え?って…。こっちがえ?だわ。


「どうした春樹…。なんか…悩みか…?」


「いや…別に…。」 


俺が変わるとこんなに心配されんのかい。


なんか…。居心地悪い…。


そんなことを考えていると、


「春樹。ちょっと来い。」


俊太に肩を掴まれ引っ張られる。


「え?!」