「1人。」


ふと皆川さんは人差し指を立ててそう口にした。


まぁ、俺も俊太も頭の上にははてなマークがのっているわけで。


「紹介したい人がいるの。」


「え?」


「会ってくれる?」


皆川さんは微笑んで俺に言った。


ちょっと訳がわからなかったけど、俺は一応頷いて、わかったと言った。



「の前に楓、こんな男に笑顔なんか振りまく事はない。なんの特もない。」


「って、おーい。どうゆうことそれ?」


そんな事を言っても返答は来ないわけで…。


無視ですか…。


「だから、嫉妬深い男は嫌われ…」


睨んでいたのでやっぱりやめました。


そんな俺達を皆川さんが爆笑しながら見ていたのは言うまでもない。