お前の隣は俺の隣



ガシッ

「キャッ」

急に誰かに掴まれて、
思わず、声を出して……

「しー。静かに」

聞いた事ある声が耳元で聞こえて来た。

「すみ…」

今、喋っちゃダメだよね……

「こっちおいで。」

そしてぐっと引かれる。



ててててててててっ!!!てか!

白王子!?

なんでっ!??

「…しろっ…白崎君っ\\」

「黒なら大丈夫。中学の時、いっつも喧嘩してたから、強いからー。

というかさ、名前教えてくれないかな?」

この人…白崎君だよね??

「あ、えーっと、赤羽美桜です…」

「そっかー。なんて呼べばいいかな?」

え。私そういうの考えるの苦手です。