「あ、ごめん。美桜!
ちょこーとっ待ってて!
ほんとごめんっ!!」

「いーよ」

「ありがとうー!」

そして去ってく美羽。

あーあ行っちゃった。


そんな事より……

男子からの視線がやばすぎる。

そんな見ないでー。

なんて思ってたら…あっという間に、
男子の群れに囲まれた私。


「名前何ー??」

「ついでになん組ー?」

「かわいいね♪僕の彼女になってよ♪」

なんて言って来る人もいた。

可愛いなんて言われたって嬉しくないし。


バーカ。


助けは呼ばないけど……

誰か助けて……


私一人じゃ……どうにも…

「……邪魔何ですけど?。人のこと考えてくんないスカね?せんぱーい」

いや…っていうか!この人先輩!?

てかっ!!!悪魔ー!?


「あく……黒坂君…」

「んだとっ!?やんのか!?」

ガシッ

誰かが…黒坂君の胸グラを掴んで…

殴りかかろうとしてるのに…

悪魔は…怖い表情一つも見せなかった。

それどころか……

ガシッ  ガタンッ!!

トン

「やんのか?」

ままま、またドン!

いやいや、そんな事考えちゃダメ!

「一年のくせに…ホントは怖いんだろ?

それか……この女が彼女か?」

なななななななななな

なんですと!?

悪魔…なんて答えるのかな?

ドキンッ  ドキンッ