お前の隣は俺の隣



ブイーン

「何階よ!103号室って」

「2階だよ。案内しようか?」

「ぇ?あ、おね……剛くん!?」

剛君は…凄く小さい頃の友達。

確か、明央衣ちゃん達が保育園だから、小学一年ぐらいの頃から、東京だったけかな。

「あんま変わんないねー」

「そっちこそ」

あ、急いでるんだった。

「じゃーね!」


「なんか…あったな。

バカみてぇーアイツ。

嫁立候補とか勝手に作ってやがるし。」

私が去ってから剛君がそう言ったのは私は知らない。