お前の隣は俺の隣



晴仁…顔…真っ赤だよ……。

パチッと目を開く晴仁。

目があって…息を吐き出しそうになる。


「っん」

危ないっ……

「美桜……」

……!?


「晴仁今っ」

晴仁は顔ごとぷいっと向ける。


晴仁が今……私の名前を初めて呼んだ。


あーもうダメだ。


「晴仁っ…だいっ好きっんっ」

溢れたんだ。

大好きっていう気持ちが。