さよならを言わずに離れ離れになった僕等の二度目の別れは突然でした。





いつもとは違う服装に身を包んだ皆が、少しだけ大人っぽく見えた


『あず』

『あ、陽太君』

陽太はいつも通り私をあだ名で呼ぶ

『似合ってんじゃん』

『ありがとう…陽太君も、すーっごい似合ってるよ!』

『へへ、まあな』

少し照れながらそっぽを向く陽太を見て、やっぱり今日はいつもより大人っぽいな、と思った