さよならを言わずに離れ離れになった僕等の二度目の別れは突然でした。









「よ、陽太くん……なの、?」
「あず……?」


私の両目から溢れるほどの涙がポロポロと流れていた

「っお、おい!?泣くなって!ごめんって!」

「っぐ…だ、だってぇ……陽太ぐんがあああ……っ」

「あずは…相変わらずだな…」

陽太くんが、懐かしい笑顔で笑った。
そして、私の手をとって、走り出した

「へ!?な、なに!?」