さよならを言わずに離れ離れになった僕等の二度目の別れは突然でした。






陽太が居なくなった事は、
もちろんショックだった。


その次の日は、熱を出した。

凄く辛くて、辛かった。



けど、友達がいなかったら、
きっと私は引きこもっていただろう。




そのあとも、陽太の居ない学校は
楽しいとは感じられなかったけれど、

何ヵ月か経つと、


陽太が居ないことが当たり前になっていた。それが普通になっていた。