さよならを言わずに離れ離れになった僕等の二度目の別れは突然でした。





まるで、あの日のように。


ぎゅうぎゅうに押し潰される

みんなが、大好きだ、と叫ぶ




小学校1年生の頃、
二人で変な時期に転入して、
いきなりあだ名で呼ばれて、
嬉しくて、泣いて、
みんなで大好きと言い合って。




あの頃と違うのは、


陽太がそこにいないことだった。