さよならを言わずに離れ離れになった僕等の二度目の別れは突然でした。





『わわっ、泣かないで梓ちゃん…!ごめん、ごめんねっ……』
『陽太君が引っ越す前に言うべきだったよね、ごめんね…』


何人かの友達が、
一緒に泣きながら謝ってくる


『っ……バカ…陽太君の、ばかぁあっ…っ………好きなのにぃ…っ……っぐ……ひっぐ…』



『梓ちゃん、………』
『っ…梓ちゃん……、私達も、梓ちゃん大好きなんだからあああ!!!』
『そうだよ!私、梓ちゃん大好きだよおおおお!!!!』


みんなが私に飛びつく。