さよならを言わずに離れ離れになった僕等の二度目の別れは突然でした。




『なあ、あず』

『んー?』

『俺らってさ、いつまで一緒に居れるんだろうな』


今思えば、この言葉は、
もう、お別れの合図だったのかもしれない。
気づけなかった自分が、もどかしい

『なに言ってるの、陽太君。私達は、ずーっと一緒だよ?』

『………そっか。そうだよな。何があっても、ずっと一緒だな。』









これが一度目の最後の会話だった