大嫌いなはずなのに。

「次のおおさまだーれだ!」

「俺」

蒼か…

「じゃあ、1、2が抱き合ってキス」
えええええええええええええ!?
よかった外れてて

「俺と星華」

「余裕だよ!」

二人は抱き合ってキスをした

見てられないよ〜!

「おおさまだーれだ」

「やった!私!」

「男が女に壁ドン!決め台詞も!あとキスしてね?」

これやってみたかったの〜

「俺」

「私だー」

蒼と星華か

「キメ台詞ってなに??ってかさ、付き合ってないからキスのふりでいい?」

「好きだ。とか他の男みんなとか!キスはふりでいいよ!」

「好きだ」

あーバカだ

なんでこんなのにしちゃったの??

自分が傷つくだけなのに

キスしてる。

あーみたくない

一瞬視界がぼやけたけど気力でやりきった

「ないすないす!いい感じ!!」

頑張って褒める

誠君をちらっとみると悲しそう

そうだよね。彼女が他の人とね…

「じゃあ気を取り直して次!」

おおさまだーれだ!

「私だよ!!!」

星華か〜

「1.3が一緒の布団入って抱きしめ合う」

「私…」

「俺」

誠くんか

複雑だよね


みんなで寝室まで移動する

「じゃ!やってみて?」

布団にもぞもぞはいる

「ごめん」

一言言われて抱きしめられる

なんかしっくりこないよね

私の心臓は蒼にしか高鳴らないようになってるみたい