大嫌いなはずなのに。

「おいばか起きろって」

ん????蒼?

「ったく手間かかる奴だな」

ひょいと体があがる感覚がする

なになに!?

思わず目が覚めた

「蒼?」

「もっと向こうで寝てくんない?」

そうしゃべる蒼の顔は近くて

この状況を理解するのに3秒もかからなかった


「ちょっっと!!!下ろしてよ!」

俗にいうお姫様抱っこされてた

「転がそうと思ったけど布団に張り付いてから転がせなかった。腕つりそう」

「なんだとこらああ!!!」

女子にいうか??女子に!!


すとんと落とされる

「いたっ」

ベットの上でよかった

事件だよ事件!!

布団に潜り込む