大嫌いなはずなのに。

心の優しい私は許してしまった…

まあなんとかなるでしょ!

「海いかない??」

お昼も食べ終わって眠たくなった頃

星華が言った

「俺星華の水着みたいな」

誠くんの一言で星華の顔はみるみる真っ赤になっていく

青春だなあ〜


もし、もし!彼氏がいたら…


「俺も杏奈の水着みたいな」

とか言われちゃったり!?

ふふふ♡


「なにぼーっとしてんの?またキモい妄想かよw」

隣からイラっとする発言が聞こえる

「キモくないし!!!彼氏がいたらなーっていう妄想」

ぷっ

隣から吹き出す音が聞こえる

「なによ!ちょっと!蒼だって彼女いないくせに!!」

ふんっ!どうだ!

「いないんじゃなくて作らないんです!俺、お前と違ってモテるから!」

いらっっっ


「モテるのになんで彼女つくんないのさ!?」

「俺、好きな人いるから」

あら?急に真面目になっちゃって…

でもその時どこかがズキンとした