大嫌いなはずなのに。

「ついたあああ!」

駅からちょっと歩くと別荘だった

目の前には海が!!!

白い砂浜!青い空!青い海!最高すぎるよ!!

「じゃあまず部屋に荷物はこんじゃおっか」

「うん!じゃあここが、まーくんと私の部屋ね!」

んんん?私と星華でしょ!そこは!

「杏奈は、蒼と同室ね?」

は????

「いやいや!まって!!もう部屋ないの?」

「ごめん。もうないんだ…」

誠くんが申し訳なさそうに言う

どうしよう…

男の子と同室なんて…

「チビ行くぞ」

蒼はすんなり部屋に入っていく

中に入ると

「はあああああああ??」

蒼の声が響く

「なんでベッドひとつなんだよ!?」

ベッドがひとつしかないんです!

誠くんが困ったようにこっちのへやにきた

「俺の家族の別荘だからさ、なんかファミリー設定で作られてるみたい」

「星華〜一緒に寝てよ〜?」

「やだ!まーくんと寝る!!」

いつもはお姉さんっぽいのに誠くんのことになると星華は子供っぽくなって絶対譲らないのだ

「はぁ…じゃあ床で寝る!」

「床…結構虫でるよ?」

虫!!!!!?????

私の永遠の天敵が!?

絶対やだあああああ

蒼の方をちらっと見るとまるで部外者のようにスマホをいじっている

「蒼もやだよね!?」

うん。きっと嫌なはず!

「べつにどーでもいい」

はあああああ!?

「蒼もそう言ってるわけだし…。おねがーい!!」

星華に必死に頼まれる

「もーしょうがない!今日だけ友達孝行してあげる!」

星華の顔はぱあっと明るくなって

私にぎゅーっとできついてきた

かわいい♡